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8月9日(水)、茨城大学図書館ライブラリーホールにて、ピースアクション実行委員会と茨城大学の佐々木先生のゼミ生と共同制作した「茨城の戦争遺跡 ~身近に残る戦争の記憶~」 DVD上映とシンポジウムが開催されました。当日は佐々木先生のゼミ生が中心となり運営を行いました。マスコミも5社が来場しました。参加は約50名。
 冒頭に佐々木先生より「人口の9割が戦後の世代となり大戦は過去のものとなったが、ロシアのウクライナ侵攻など世界情勢は緊張の中にあり、近い巣将来大規模な戦争が起こるかもしれないと不安もある。今、私たちが平和な社会をどうつくれるか市民も含めて考える時に来ている。2018年から県内の戦争慰霊碑の実態調査をゼミ生と進めてきて、2022年にピースアクション実行委員会より戦争の継承にDVD制作の話しを頂いた。ピ―スアクション実行委員会と連携して、学生が現地調査、資料収集、台本作成、撮影、そして多くの現地の方々との出会いや協力を得てまとめ上げたDVDとなっています」と挨拶がありました。また、制作に関わった学生から、制作するにあたり工夫したこと@多様な戦争遺跡を紹介する、A被害と加害の両面を伝える、B子どもや女性の戦争動員、C難しい言葉は使用しないが報告されました。
 上映後に、佐々木先生と制作した学生、ピースアクション実行委員長小島さん(いばらきコープ理事)による深堀りのためのディスカッションが行われました。千葉県から参加された高校の先生から学生に「高校の時の平和に関する教育はどのように受けたのか」という質問が出され、学生から「先生方も大学受験を前提とした授業となるため戦争の内容にまで踏み込んで触れられないのではないか。事実に触れることで関心を持ち学びが始まるのでは」「戦争というとヒロシマやナガサキ、沖縄という遠いところの話しになるが、自分たちが住む地域にも戦跡はあり、その事実を見て学び、当時の人に想いをはせるということは大切と思う」など話されました。

 


 

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