|
2015年3月20日(金)、茨城県小美玉市の四季文化会館みのーれにおいて、パルシステム茨城主催の映画「ありあまるごちそう」上映会とフードバンク茨城の取り組みや活動についての学習会が開催され、組合員など60名が参加しました。利益追求とコスト削減が生み出した流通のグローバル化によって、世界の需要と供給のバランスが大きく崩れた現状を訴える食のドキュメンタリーでした。後半は、NPO法人フードバンク茨城理事 大野覚氏による講演でした。フードバンクとは、食品工場や輸入業者、卸業者、スーパー、農家などから、まだ賞味期限内で食べられるにも関わらず、様々な理由で廃棄される食品を引き取り、これらの食品を食料品を必要としている福祉施設や児童養護施設の子どもたち、DV被害者、路上生活者などの支援団体に届ける活動です。フードバンク茨城では2013年度企業や個人から寄贈された食品が41,213kgあり39,198kgを施設や社協などへ配布しました。行政や社協の職員からは「保護に至らなくてもギリギリの生活をしている人がたくさんいる保護を受けると就労しにくくなる為、食べ物さえあればその間に仕事を見つけ、自立することができる。」相談中で緊急時は自腹で食品を提供することがあったので、必要に応じて食品を渡せることで、対応しやすくなった。」などの声があったことが紹介された。

Copyright (c) 2010, Ibaraki
Consumer’s Co-operative Union |