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 この視察は、前日 「福島の子ども保養〜協同の力で被災した親子に笑顔を」という本が出版されたことをお祝いする祝賀会の翌日に開かれました。日本生協連を始め関東各県から、18名が参加しました。
最初 浜通り医療生協小名浜病院でFTF搭載車を見学しました。この車は全国の生協組合員さんからの募金で贈呈されたものです。くらしの場に出向き、被爆状況を測定し、そこに住む人に安心を届けています。これまでに922人測定し、検出された方には生活習慣を変えてもらって、被ばくをおさえるようにしているそうです。
次に、帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域などに指定されている、双葉町、富岡町、楢葉町を、NPOハッピーロードネット理事長西本由美子さんと福島大学うつくしまふくしま未来支援センター地域復興支援担当開沼博さんに案内してもらい、見学してきました。
双葉厚生病院、原発標語アーチ(原子力豊かな社会とまちづくり)、回転すしアトム(3.11発災当時のお店の様子が見えます)、富岡町夜ノ森公園(除染で桜の皮がはがされていました)、富岡駅(津波の被害で枠組みしかのこらない駅、まわりの住宅が流され、海が見えるようになっています)、天神岬スポーツ公園(この一番高いところから除染したものの巨大な仮置き場が見下ろせます)を見学してきました。
案内してくれた西本さんたちは、ふくしま浜街道・桜プロジェクトを立ち上げ、国道、県道などに30年後を見据えて、桜を植えるボランティア植樹を始めていました。
日常生活の忙しさに、つい福島のことを忘れがちになりますが、まだ復興に着手できていない現状にあることに思い知らされました。もっと多くに人に、福島に行って、現状をもっと多くの人に知ってもらいたい。

 

 

 


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