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2011年7月31日(日)、水戸市千波町東久保の茨城県民文化センター小ホールにおいて、「2011ピースアクションinいばらき」が230名の参加により開催されました。茨城県、県教育委員会、水戸市教育委員会、各新聞社、NHK水戸放送局、茨城放送等の後援のもと、生協の平和の行動「ピースアクション」も今年で7回目となりました。今回は3月の東日本大震災後の復興への願いも込め、復興と平和のつどいとして開催しました。冒頭、「平和の大切さ、平和への願いを伝え広げること、復興は平和につながる」という佐藤洋一県連会長理事のあいさつ。次に、広島市長のメッセージの紹介、みとぴよ音楽隊のみなさんの友情演奏、そして、2010年度の水戸市平和大使の中高生の5人に、広島への思い、平和への思いについて報告いただきました。また、県被爆者協議会の茂木貞夫さんより体験談をお聞きしました。12歳の時、広島で被爆した茂木さんは現在76歳、語り部として活躍し、進まぬ核兵器廃絶、加えて被爆者の高齢化などの諸問題に「もう時間がないが語り続けたい」と焦燥感をにじませていました。そして、キッズスマイルカンパニーによる親子ピースコンサート「つなごう!みんなの絆、みんなの夢」が行われました。コンサートではたくさんの子どもたちが楽しみました。午後の部では、長崎市長のメッセージの紹介、元予科練生の戸張礼記さん(現阿見町予科練平和記念館歴史調査委員)による「予科練を語り継ぐ」のお話し、そして県立竹園高校演劇部のみなさんによる公演「白雲(しらくも)ととどまりて」が上演されました。当日は、会場ロビーで原爆写真パネル展もあわせで行われ、復興と平和へのアピールを行いました。
<参加者の感想より>
・ほのぼのとしたコンサートで楽しい時間でした。みんなで声を出して歌うことも楽しかったです。(40代女性)
・平和大使の10代のみなさんが感じ得たことを、それぞれの場所で伝え広げてほしいと思います。平和についてあらためて考える機会を多く作ってほしい。(40代女性)
・演劇は高校生ならではの視点で、難しい題材のポイントをつかんでいて、戦争のこと、予科練のこと、家族のことがわかりやすかったです。(40代女性)
・戸張さんの話には、とめどなく涙がながれ感動しました。(70代女性)
・来て良かった。昔の出来事としてとらえていたことが、今回で今の出来事につながる忘れられないものへと変わりました。(10代女性)

 


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