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日本生協連の呼びかけにこたえ、ボランティアコーディネーターとして、いばらきコープ職員(コープネット事業連合会出向中)の田中宣之さんが、6月6日から1週間、大きな被災を受けた岩手県大槌町沢山地区のJA大槌営農センターに設置されている大槌町社協災害ボランティアセンター沢山サテライトに派遣されました。
現地での田中さんの活躍ぶりを報告します。
今回のボランティアコーディネーター応募には、「自分でもなにかお手伝いがしたいと思っていたところへ、ボランティアコーディネーターという役割の募集が来たので、すぐに応募しました。」とのこと。
支援に入った大槌町社協災害ボランティアセンターは、地元の社協職員が責任者となり、全国の社協から派遣された職員数名で運営されています。田中さんは責任者を補佐しながら、ボランティアニーズの確認と、そのセンターに来たボランティアさんの手配に当たりました。
ボランティア活動は、地元の方からニーズ(要望)が寄せられて、はじめて活動することができます。そのためニーズの把握がとても大事です。田中さんたちは電話で寄せられたニーズを、実際そのお宅まで出向き、作業に要する人数や時間、作業するために必要な道具や専門的な作業であればその技術などを確認し、センターにもどり、センターにこられたボランティアさんを振り向ける仕事をしていました。
泥出しをするために床板の撤去などに必要な専門技術を必要とする場合は、どのグループを派遣するか気を使うそうです。ときには、ニーズとボランティアさんの持っている技術が合わずに、依頼者の期待に応えられないこともあるそうです。そんな時は依頼者の話をよく聞いて調整役にもなるそうです。全国から多くのボランティアさんがあつまり、そのパワーにおどろくとともに、被災者のニーズとボランティアさんの働きをうまくマッチング出きたときには達成感を感じるということでした。
1週間の活動を通して感じたことは、被災者の方々の状況は日々変化していてニーズの裏側にある様々な思いに向かい合うことで少しでも遠慮や負い目を和らげることができるのではないかと思ったそうです。ニーズの全てを受け止められない弱さを自覚しながらひとつでもやれることをしようというボランティアさんたちの励ましを受けながら、「昨日よりも今日は少し元気がでたよ」と言ってくれたお母さんの笑顔に日頃忘れていた大切なものを思い出した気がしたそうです。
また7月4日から1週間、第2弾で再度支援に入るそうです。活躍を期待します。

※大槌町では大槌川の河川敷に菜の花をうえる「菜の花プロジェクト」を進めているそうです。菜の花を植えるためには、河川敷のがれきを撤去し、河川敷の土壌に含まれた塩分を除去するため、トウモロコシを育てるそうです。菜の花を植えるのは来年になるそうです。2年越しのプロジェクト。
町長をはじめ多くの方が亡くなられた大槌町 来年河川敷に菜の花が満開になることを願っています。




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