HOME
県生協連の概要
県生協連の活動紹介
会員生協のご案内
茨城県ユニセフ協会
交通アクセス
関連リンク


2011年5月3日、宮城県東松島市で災害ボランティアに参加しました。震災で甚大な被害を受けた宮城県へ、茨城県民の力を届けようと石塚観光と茨城県社会福祉協議会が共催し、「宮城県災害ボランティアバス」を企画しました。被災地の燃料事情や交通渋滞、宿泊や食事手配困難の状況から、個人ボランティアではなく、団体ボランティアバスを運行することで、その緩和とより多くの力を被災地に届ける取り組みです。
私は、5月3日出発の日帰りコースに参加しました。乗車したのは5月3日コースの1号車、水戸から37名、那珂市役所から4名の計41名がバスに乗り込みました。全体ではバス4台、約160名の参加でした。出発地の那珂市からバスで移動すること6時間、渋滞で遅れ午前11時過ぎ、宮城県東松島市大曲市民センターに到着しました。東松島市は、宮城県の景勝地松島の北側の人口43千人の都市、津波の被害で沿岸部が大きく被災し、死者1,000人、行方不明者800人、家屋被害は全壊2,100戸、半壊4,100戸にのぼる被害を受けました。
支援に入った大曲地区は航空自衛隊松島基地すぐ近くに位置し、大曲市民センターの目の前は、津波で多くの家が流された場所で、うち上げられた漁船や車がまだ残されていました。すぐにオリエンテーリングを受けて、10人でチームを組み、大曲小学校近くの民家にお伺いしました。応援作業は、被災家屋の泥のかき出し、家財道具の片付け、男性は、泥とヘドロの片付け、女性は泥にまみれた食器の洗浄と片付けに取り組みました。全員泥だらけになりながら、少しでも助けたいお手伝いしたいとの思いでがんばりました。かき出した土のう袋は、この1件のお家で225袋にもなりました。被災地の復興までの道のりは、まだまだ遠いように感じました。活動の様子は翌日TV3局で紹介されました。
今回のツアーは、茨城県社協がバス代の一部やボランティア保険費用を負担し、宮城県側の受け入れ窓口も手配、宿泊コースと日帰りコースを設定したもので、いずれのコースも満員となりました。茨城在住の方が4割、県外からの参加者が6割、東京から、愛知、静岡、遠くは九州福岡から参加された方もいました。被災地の力になりたいという思いでたくさんの方が参加しました。このボランティアバスは当面は6月まで県社協との共催で行われます。石塚観光では、その後も8月ごろまで随時ボランティアバスを運行する予定です。詳しくは石塚観光ホームページに掲載されます。

(報告:茨城県生協連事務局 佐藤伸)

 

 



Copyright (c) 2011, Ibaraki Consumer’s Co-operative Union