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茨城大学生協では、大学に避難された学生・教職員、組合員、地域住民の方に炊き出しなどの支援を行いました。
震災災の起こった3月11日には、茨城大学生協の店舗は、たくさんの商品や書籍が棚から落下したり、天井が一部破損するなどの被害がでましたが、大学はちょうど春休み中で、学生が少なかったということもあり、幸いにも人的な被害はありませんでした。
当日夜8時頃、水戸書籍部の店長が店舗に戸締まりの再点検に来たところに、大学の職員さんから「付近の住民や学生が大学に避難してきている、何か食べ物はないか。」と相談を受けました。大学は震災時の指定避難所になっていることもあり、学内の茨苑会館に約200名の方が避難されていました。生協では、さっそく購買部店舗にあった菓子パンや飲料ドリンクなどを支援提供しました。翌日朝には、茨城大学の学務部長から炊き出し協力の要請があり、生協としても支援協力していくこととしました。

まずは、大学立ち会いの下、食堂厨房のガスのマイコンメーターを点検し、ガスが使用でき、炊飯や調理ができることを確認しました。断水のため、炊き出しに使用する水は大学から提供していただきました。次に作業する人手が必要になるので食堂で働くパート職員さんを訪問し、協力をお願いしました。パート職員さんは、散乱した自宅の後片づけの最中でしたが、こころよく引き受けてくれました。炊き出し要員は、大学の職員さんや避難してきている学生約40人、生協学生委員数名及びパート職員2名で行いました。お米5Kg袋を20袋(合計100kg)炊飯し、おにぎり約1200個を作りました。大学生協の食堂では普段から無洗米を使用しているので、米を洗わなくてすみ、今回のように水道が使えなくなった時はありがたかったです。

私も、炊き出しなどを実際にやることになるとは思ってもいなかったのですが、経験豊富なベテランの食堂パートさんの手際の良さに頭が下がりました。翌週になると大学周辺ではライフラインが復旧したため、水戸地区の支援から日立地区(工学部)の支援をすることになり、数日の間、水戸食堂で炊き出し、おにぎり600個を作り、大学が緊急車両で日立地区(工学部)におにぎりを届けました。大学職員そして避難されていた学生にとても感謝されました。

 

 

(報告:茨城大学生協 専務理事 渡辺陽一)

 

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