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茨城保健生活協同組合 新潟県中越地震被災地支援における派遣者報告(2004年12月)

新潟中越地震被災者支援に茨城から4名参加

 

余震が心労に

城南病院 小泉 雅子

私達が行った長岡診療所周辺は、まだ被害が少なかった地区でしたが、それでも夜は、余震の恐怖で家の中にはいられず、ガレージや車中で寝ている方が大勢いました。診療所では、避難所の訪問以外にも炊き出しや物資の配布をしていましたが、カタコトの日本語でミルクやオムツが必要だと言う中国の方が来られたりもしました。周辺住民の方は、今は気を張っているのですが、大きな余震が続く中での生活は、疲れと心労が重なり、寒さも厳しくなる中での健康被害が心配されます。今後も私達で出来る支援を続けていくことが必要だと思いました。


診療所自覚の神社にも被害が


 

新潟中越地震支援参加

加城南付属クリニック 加賀美哲

十月二十八〜二十九日の二日間、茨城民医連から五名が新潟中越地震支援の活動に参加してきました。
支援物資をつめるだけつめこんだ車は、朝7:30に城南病院を出発し、ほぼ予定通りに生協かんだ診療所に到着しました。私たちが行ったところは、テレビで報道されているようなひどい状況ではなく、ライフラインはほぼ復旧し、スーパーマーケットやコンビニも営業を再開していました。
現地では訪問して状況をきいてくる活動を行いました。会えた方からは「大丈夫です」との声が多かったのですが、現地の人に聞いた話では、「建物自体は壊れていなくても、いつ地震がくるか分からないという恐怖から、家の中に入れないで車で寝泊りしている方もいる」とのことでした。
翌目は、診療所の駐車場で全国から届けられた支援物資を配給する活動を手伝いました。かなりの量の物資があったのですが、午前中のうちにほぼ配りきってしまいました。帰りの道中、被害の大きかったところが見られましたが、家が全壊していたり、電柱が傾いたりとかなり悲惨な場所がありました。
テレビ等の報道でも復旧が思うようにすすんでいないとのことです。支援にいった二日間ではたいしたことはできなかったかと思いますが、これから実際に見てきたことなどを伝えながら、微力でも協力できたらと感じています。


支援物資配布と炊き出し会場


一生忘れない

城南病院 山田 圭吾

 まず最初に私の視界に飛び込んできたのは数十台の消防車や救急車そして自衛隊車両でした。それを目撃した私は「現地はどうなっているのだろう」と高ぶる緊張感のなか長岡市に入りました。地域訪問に出て話を聞いてみると、夜になると怖いので車に家族全員で寝ているという方や、テント生活、避難所生活の人たちが沢山いて、まるでテレビで見た戦時中の生活ぶりでした。その中に介護者や病床者もいます。私は訪問先での被害状況や現地の人たちの表情は一生忘れることはできない、そして今後医療従事者としての大きな糧となると感じました。



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