茨城県生活協同組合連合会では、8月30日に生産者のみなさんと一緒に「BSE全頭検査継続
に関する要望書」を茨城県に提出しました。要望書全文は以下の通りです。
平成19年8月30日
茨 城 県 知 事
橋 本 昌 殿
牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査継続に関する要望書
牛海面状脳症(BSE)の全頭検査継続については、先般平成19年7月2日付生衛第513号にて意見
を求められましたが、生産者団体と協議検討して改めて消費者・生産者団体は連名で下記のとおり要望
させて頂きます。
特に、本県産食肉の安心・安全をアピールし、県民の食の信頼性を確保するためにも、平成20年8月
以降も継続して全頭検査を実施することを要望いたします。
記
1.リスクコミュニケーションの更なる展開を要望します。
BSEのリスクやその対策の見直しについては、消費者及び生産者に情報が総合的に伝わってお
らず、リスクへの不安や行政への不信につながっている面があります。
茨城県として、対応結果や研究の進捗などの到達点評価の情報を提供し、理解が深まるようリス
クコミニュケーションの展開を要望します。
2.銘柄牛生産県として全頭検査の継続を要望します。
BSEは、まだ科学的に解明されていない部分が、数多く残る疾病とされています。
これからも科学的な解明を積極的に行い、対策に万全を期して頂きたい。
同時に、20ヵ月齢以下の牛を検査対象から除外することについて、リスクコミュニケーションを通し
て、消費者及び生産者の不安が解消できないのであれば、現時点での食品安全委員会の化学的
な知見に基づくリスク評価であっても、肉牛の生産県として、安心・安全な牛肉を広くアピールし有利
販売していくためには、全頭検査は必要となるので、県において引き続き全頭検査を実施しすること
を要望します。
3.総合的なBSE対策費の予算確保を要望します。
国民の食の安全・安心の確保は国がその責任を担うべきであります。
SRM除去や食肉の汚染防止対策も含め、総合的なBSE対策そして、それに伴う経費について予
算措置を図るよう要望します。
要 請 者
茨城県農業協同組合中央会
全国農業協同組合連合会茨城県本部
茨城県家畜商業協同組合
茨城県酪農業協同組合連合会
茨城県畜産農業協同組合連合会
茨城県消費者団体連絡会
茨城県生活協同組合連合会
以上